プログラミングノート

プログラミングの備忘録です

Google APIを使用するための設定(プロジェクトの作成 ・ 使用するAPIの設定) 第1回

Google APIとは

 Googleサービスとアプリケーションの間でやり取りをするためのものです。

 Google APIを使いGoogleカレンダーGoogleドキュメントなどのGoogleサービスとやり取りをすると、Googleサービスにあるデータを使うアプリケーションを作成することができます。

 

Google APIを使用するための設定

 API コンソール(https://console.developers.google.com/)で、プロジェクトごとに設定します。

 APIを使用するために、①プロジェクトを作成したり、②プロジェクトで使用するAPIを設定したり、③APIへのアクセスに必要な認証情報を登録します。

 

(2017年1月25日編集)

 アプリケーションとAPIでやり取りをするとき、APIの使用量に制限があります。請求先アカウントを作成するなどして課金を設定すると、API使用量の上限を引き上げることができるAPIがあります。この制限に関しましてはAPIにより異なりますので、使用するAPIのドキュメントをご確認ください。

 APIコンソールで、API使用量を確認したり、課金や請求先アカウントを管理したりします。API使用状況やAPI使用制限の上限(割り当て)を確認する方法については下の記事をご参考ください。

Google APIへの問い合わせ状況と割り当てを確認する方法 第6回 - プログラミングノート

 API使用量の制限がありますので、APIを使用できるようにする前に、使用するAPIのドキュメントをご確認される方がいいと思います。

 

 

APIを使用するための設定手順

  1. プロジェクトを作成
  2. プロジェクトで使用するAPIを選択
  3. APIへのアクセスに必要な認証情報を登録

 

1.プロジェクトを作成

新しいプロジェクトの作成画面を表示します。

 

  1. 最初に、API コンソール(https://console.developers.google.com/)にアクセスします。
  2. アクセスして表示された画面の左上にある「Google APIs」の右横に、「project」または、作成済みのプロジェクト名が表示されます。それらの右横の「▼」をクリックします。
  3. クリックして表示された選択メニューで、「プロジェクトを作成」をクリックすると、「新しいプロジェクト」画面が表示されます。

 

新しいプロジェクトの作成画面で入力します。

 

プロジェクト名

 API コンソールでプロジェクトを管理するためにつける名前です。

 APIコンソールで識別しやすいプロジェクト名を入力します。

 

プロジェクトID

 プロジェクトごとにつけられたグローバルに固有なIDです。プロジェクトIDが割り振られ表示されます。

 表示されたIDを変更したい場合は、「プロジェクトIDは・・・です」の右横の「編集」リンクをクリックすると、プロジェクトIDを入力するためのテキストボックスが表示されます。

 表示されたテキストボックスの右端にある回転している矢印マークをクリックすると、別のプロジェクトIDの候補が表示されます。テキストボックスにプロジェクトIDを直接入力することもできます。

 プロジェクト作成後に変更できません。

 

 詳細設定

 「詳細設定を表示」リンクをクリックすると、「App Engineの地域」が表示されます。私は初期表示された「us-central」を選択しました。

 

 また、はじめてプロジェクトを作成する場合のみ、下の2項目が表示されます。

  • 「新機能のお知らせ、パフォーマンスに関するアドバイス、フィードバック調査、特典に関する最新情報をメールで受け取ります。」が表示されます。私は「はい」を選択しました。
  • 利用規約に同意するため、私は「はい」を選択しました。

 

入力後「作成」リンクをクリックします。

 

 

2.プロジェクトで使用するAPIを設定

  1.  画面の左上にある「Google APIs」の右横にプロジェクト名が表示されていることを確認します。別のプロジェクトを選択したい場合は、「▼」をクリックしてプロジェクトを選択します。
  2. 画面の左メニューから「ライブラリ」をクリックします。
  3. 「よく使われるAPI」一覧に表示されているAPI名をクリックします。または、検索を行い検索結果に表示されたAPI名をクリックします。
  4. API名をクリックすると、選択したAPIの画面が表示されます。画面中央上にある「有効にする」リンクをクリックします。

画面の左メニューの「ダッシュボード」をクリックすると、画面中央下にある「API」に有効にしたAPIが表示され、確認することができます。

 

 

3.APIのアクセスに必要な認証情報を登録

 引き続き APIへのアクセスに必要な認証情報を登録を行います。

認証情報の登録は下の記事をご覧ください。

Google APIを使用するための設定(認証情報の登録) 第2回 - プログラミングノート

 

記事一覧

第1回 Google APIを使用するための設定(プロジェクトの作成・使用するAPIの設定)

第2回 Google APIを使用するための設定(認証情報の登録)

第3回 Google APIを使用するための設定(APIキーの作成)

第4回 Google APIをPHPウェブアプリケーションから呼び出す

第5回 Google APIをPHPウェブアプリケーションから呼び出す(サービスアカウント)

第6回 Google APIへの問い合わせ状況と割り当てを確認する方法

第7回 Google APIをPHPウェブアプリケーションから呼び出す(APIキー)

 

 

 

参照

「Manage APIs in the API Console - API Console Help」

https://support.google.com/googleapi/answer/7037264?hl=en&ref_topic=7013279

「Enable and disable APIs」を参照しました。