Googleスプレッドシート シートや範囲に入力できるユーザーを制限する
Googleスプレッドシート シートや範囲に入力できるユーザーを制限する
共有しているスプレッドシートを複数の人と編集する場合、「この範囲は他の人に入力してほしくない」ということがあるかもしれません。
このような場合、保護された範囲を編集できるユーザーを制限する機能が役立つと思います。
シートや範囲に入力できるユーザーを制限する手順
1.「範囲/シート追加」フォームを表示する
スプレッドシートを開き、画面上部にあるメニューの「データ」>「保護されているシートと範囲」をクリックすると、画面右側に「保護されているシートと範囲」が表示されます。
すでに保護が登録されている場合は、登録済みの保護一覧が表示されます。保護一覧の上にある「+範囲/シート追加」リンクをクリックすると、「範囲/シート追加」フォームが表示されます。(保護一覧で保護をクリックすると、その保護内容を見ることができます。)
「範囲/シート追加」フォームの「説明」は入力を省略することができます。
2.保護したいシートや範囲を指定する
保護対象をシートや範囲(セル)で指定することができます。
範囲(セル)で指定する場合
- 「範囲」をクリックします。
- 範囲を入力するボックスの中にある「データ範囲を選択」アイコン(スプレッドシートのグリッドを描いたアイコン)をクリックし、シート上で保護する範囲を選択します。範囲が選択できれば「OK」をクリックします。
シートで指定する場合
- 「シート」をクリックします。
- シート選択リストで保護するシートを選択します。
- 特定のセルを除きたい場合は、「特定のセルを除く」にチェックを入れます。範囲を入力するボックスの中にある「データ範囲を選択」アイコン(スプレッドシートのグリッドを描いたアイコン)をクリックし、シート上で保護から除く範囲を選択します。範囲が指定できれば「OK」をクリックします。
3.権限を設定します。
- 「シート/範囲追加」フォームにある「権限の設定」をクリックすると、「範囲の編集権限」画面が表示されます。
- 「範囲の編集権限」画面で「この範囲を編集できるユーザーを制限する」を選択 します。
- 編集者選択リストから「自分のみ」「詳細設定」「別の範囲から権限をコピー」を選択し、保護された範囲の編集を許可するユーザーを指定します。(下の「編集者選択リストの選択肢」をご参照ください)
- 「完了」をクリックすると、「変更を保存しました。」が表示され、範囲が保護されます。
編集者選択リストの選択肢
「自分のみ」
- 自分のみ編集を許可します。ただし、スプレッドシートのオーナー(作成者)が自分でないときは、オーナーにも編集を許可します。
「詳細設定」
- 「範囲の編集権限」画面に「編集者を選択」が追加表示されます。
- 編集を許可するユーザーを追加するには、「編集者を追加」に追加したいユーザーの名前またはメールアドレスを入力します。
- 「編集者を選択」で一覧表示されているユーザーの右側にあるチェックを外すと、そのユーザーは編集できなくなります。
編集を許可されていないユーザーが編集しようとすると
編集を許可されていないユーザーが保護された範囲を編集しようとすると、その編集が拒否され、下のメッセージが表示されます。
「問題が発生しました。
保護されているセルやオブジェクトを編集しようとしています。編集する必要がある場合は、スプレッドシートのオーナーに連絡して、保護を解除してもらってください。
「OK」をクリックして元のシートへ戻ります。
保護されていて編集ができない範囲を確認する
スプレッドシートを開き、画面上部にあるメニューの「表示」>「保護されている範囲」をクリックすると、保護されている範囲の背景が縞模様になります。
記事一覧
第1回 Googleドキュメントで自動保存された内容を変更履歴から見る
第2回 Googleスプレッドシート シートや範囲を誤入力から保護する
第3回 Googleスプレッドシート シートや範囲に入力できるユーザーを制限する
参照
「Googleヘルプ」(https://support.google.com/)
「ドキュメントエディタ」>「スプレッドシート」>「シート、行、列の操作」>「範囲やシートを編集から保護する」を参照しました。